ブログで収益化したいと思うほど、記事の最後に何を置けばいいのか迷います。
商品リンクを置くべき? メルマガへ案内するべき? それとも別の記事を読んでもらうべき?
私も以前は、せっかく最後まで読んでもらえたなら何かしらクリックしてほしくて、記事末にリンクを5個くらい並べていました。(これだけ置けば、どれかは押されると思っていたんです。)
でも、読み手からすると「で、私は次に何をすればいいの?」で止まります。選択肢が多いほど親切なようで、実は決めにくい。自分で記事を書いている時は、そのことになかなか気づけませんでした。
アクセスがあるのに動いてもらえないのは、記事が悪いから?
まず疑うのは、タイトルや本文です。もちろん内容を直す必要がある時もあります。
ただ、検索から来た人が記事を読み切っているのに次へ進まないなら、原因は「最後の案内」にあるかもしれません。
たとえば「楽天・Amazonの商品リンクを作りたい」と検索して来た人は、記事を読み終わった瞬間に急に高額な講座を探しているわけではありません。まずは商品を選ぶ時の迷いを減らしたい、リンクの作り方を知りたい、記事にどう置くか確認したい。そんな小さな続きを探しているはずです。
ここで大きな提案を急ぐと、読者の頭の中で話が飛びます。だから私は、収益化のための導線ほど一段だけ先を案内するようにしています。
「売る導線」の前に、読者の今いる場所を決める
導線を作る前にやることは、リンクを増やすことではありません。この記事を読み終えた人が、どんな状態なのかを一文で書いてみることです。
| 読了した人の状態 | 次に案内するもの | 急がない理由 |
|---|---|---|
| 仕組みを知ったばかり | 具体例の記事 | まだ自分に当てはめられていないから |
| やり方を知りたい | 手順をまとめた講座ページ | ひとつずつ試す段階だから |
| 方法を比較している | 使い方・選び方の記事 | 不安を残したままでは申し込めないから |
| 今すぐ作業したい | ツールやテンプレート | 読んだ熱が残っているうちに進めるから |
例えば、冒頭で「ブログで収益化したい」と悩んでいる人に、記事末で「次は商品リンクを置く位置を決めましょう」と案内する。それだけでも、読者は続きを想像できます。
反対に、収益化の全体像を説明した記事の最後で、いきなりツールの機能一覧だけを見せても、使う理由がまだ育っていません。リンクが押されないのは、魅力が足りないというより順番の問題だったりします。
次の一歩は、ひとつでいい
記事末の案内は、原則ひとつで十分です。
「こちらもおすすめ」「初心者向け」「無料ツール」「プロフィール」と四方に案内すると、読み手はそこで仕事をさせられます。読み終えたばかりの人に選ばせすぎない方が、結果的に次まで読んでもらえます。
私が決める時に見るのは、たった二つです。
- この記事を読んだ人が、次に口にしそうな疑問は何か
- その疑問をいちばん自然に解けるページはどれか
「商品リンクを作る方法」を読んだ人なら、次の疑問は「で、商品はどう選ぶの?」かもしれません。「記事が書けない」を読んだ人なら「ネタをどこで見つければいい?」かもしれません。
ここをつなげると、記事は単体の説明ではなく、ひとつの道になります。読者に何ページも読んでもらうためというより、迷ったままブラウザを閉じさせないための道です。
リンクが用意できていない時は、無理につながなくていい
まだ次の記事がない時もあります。私も講座ページを作る前に関連リンクの枠だけを用意して、後から慌てて整えたことがあります。見た目だけの「準備中」は、読者にも自分にもあまり気持ちのいいものではありませんでした。
そんな時は、本文の最後を一度きれいに閉じておく方がいいです。そして次に書く記事の候補として、読者が残しそうな疑問をメモしておく。
導線づくりは、完成したページを線で結ぶ作業ではありません。記事を書きながら「この人は次に何で迷うかな」と考えるところから始まります。
収益化は、クリックを急がせないところから
収益化という言葉を意識すると、どうしても早く次の行動へ進んでほしくなります。でも、読者は急かされると離れます。
読んでよかった。次も読めばもう少し分かりそう。そんな小さな安心が積み重なって、あとでツールや商品を必要な時に思い出してもらえる。
「押してもらう導線」より、「続きを読みたくなる導線」。私はこの順番を大事にしたいです。
今日ひとつ直すなら、記事末のリンクを増やすことではなく、いちばん伝えたい次の一歩をひとつだけ残してみてください。
「読まれた」の先を、数字で静かに見る
導線を直したら、すぐに売上だけで判断しなくて大丈夫です。まずは、記事末のリンクが押されたか、その先のページを少しでも読んでもらえたかを見ます。
私は最初、クリックが少ないと「この記事そのものがダメなんだ」と全部書き直そうとしていました。でも実際は、記事末の案内文を二行変えただけで、次の記事へ進む人が増えたこともあります。
確認する順番は、こんなふうにシンプルです。
- 検索から記事を開いてもらえているか
- 本文の最後まで読める長さ・構成になっているか
- 最後の案内に、次に読む理由が書いてあるか
- 案内先のページで、最初の見出しまで話がつながっているか
一度に全部を直さないのも大切です。見出しもリンクもCTAも同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。私は金曜の夜に一箇所だけ直して、翌週に様子を見るくらいがちょうどいいと思っています。
記事末の文章は、本文の結論とケンカさせない
もう一つ気をつけたいのは、記事で言っていることと最後の案内が離れすぎないことです。
「焦って商品を選ばなくていい」と書いた直後に、「今すぐこのツールを使ってください」と置くと、言葉の温度が合いません。読み手は理屈ではなく、その違和感を感じ取ります。
記事の中で不安をほどいたなら、最後にも同じペースを残す。「まずはこちらを読んで、やることを一つ決めてみてください」くらいでいい。収益化の導線は、強く引っ張ることより、書いた言葉に責任を持つことから整っていく気がします。
