ツールやWordPressプラグインのアイデアは、特別なひらめきから生まれると思われるかもしれません。
私の場合は、もっと小さなところから始まります。
「また同じ入力をしているな」「この設定、毎回迷うな」「もう少し分かりやすくできないかな」。そんな作業中の小さな面倒を記録することが、ツール作りの入口です。
ただ面倒なことを全部自動にするのではありません。何度も起きること、手順を説明できること、間違えたときに戻せることを確認してから形にします。
🌸 この記事でお伝えしたいこと
便利なツールを作る第一歩は、機能を考えることではなく、困った瞬間を具体的に残すことです。「誰が・いつ・何に迷い・どうなれば楽か」を整理すると、必要な機能が見えやすくなります。
「面倒だな」を、そのままにしないようにしています
ブログ作業には、一回なら気にならなくても、繰り返すと負担になることがあります。
- 毎回同じ形式の商品リンクを作る
- 同じ注意書きを何度も入力する
- 設定場所を探すために画面を行き来する
- 公開前に同じ項目を一つずつ確認する
- 画像の大きさや形式を毎回整える
その場では作業を終えることを優先しますが、あとで思い出せるように短く記録します。
「商品リンク作成に時間がかかった」だけではなく、「三つの商品を並べるたびに、同じボタン設定を入力した」のように、何を繰り返したかまで書きます。
最初に作るのは、ツールではなく困りごとのメモです
私は、次の五つを一組にして残します。
- 誰が困るのか
自分だけか、同じ作業をする初心者さんも困るのか。 - どの場面で起きるのか
記事作成中、設定中、公開前など、作業の位置を記録します。 - 何を繰り返しているのか
入力、検索、コピー、確認など、具体的な動作にします。 - 今はどう対処しているのか
手作業の手順を残します。あとで機能を考える土台になります。 - どうなれば少し楽か
全部を自動にせず、一番減らしたい手間を一つ決めます。
「面倒だな」を形にする流れ
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1 記録
困った瞬間を具体的に残す
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2 分解
手作業を一つずつに分ける
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3 最小化
一番必要な機能だけ選ぶ
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4 確認
小さく試し、戻せるか見る
手作業を分解すると、必要な機能が見えてきます
「商品リンクを簡単にしたい」だけでは、必要な機能が広すぎます。
実際の作業を、商品を探す、必要な情報を選ぶ、表示順を決める、ボタンを整える、記事へ入れる、というように分けます。
その中で、どこに時間がかかり、どこで間違えやすいかを確認します。
全部を一度に作るのではなく、最も繰り返す一部分から楽にします。
💦 機能を増やす前に、本当に必要かを確認します
作れる機能と、使いやすい機能は同じではありません。設定が増えるほど、初めて使う方は迷いやすくなります。「なくても困らない機能」は後回しにし、最初の目的を邪魔しないようにします。
ツールにしない方がよい作業もあります
何度も行う作業でも、すべて自動化に向くわけではありません。
- 読者さんによって正しい答えが変わる
- 失敗したときの影響が大きい
- 元に戻す方法が用意できない
- 結果を利用者が確認できない
- 人が判断すること自体に意味がある
記事の結論、商品を紹介する理由、公開してよいかの最終判断などは、作業を助けることはできても、任せきりにしない方がよい部分です。
最初の完成は「一つだけ楽になった」で十分です
便利なツールというと、多くの機能が必要に見えます。
でも、毎回五分かかる作業が一分になり、間違いも減るなら、その一機能には意味があります。
私は、最初に次の状態を目指します。
- 目的を一文で説明できる
- 初めての方が、最初の操作を見つけられる
- 入力した結果を確認できる
- 間違えたら取り消せる
- できないことも説明している
使ってみて本当に必要だった機能だけを、あとから加えます。
ブログ記事が、ツールの説明書にもなります
ツールを作ったら、配布ページだけで終わらせず、なぜ作ったのか、誰に向くのか、使う前に何を確認するのかを記事にします。
実際に迷ったところや解決したことも残すと、同じ場面で困る方の助けになります。
記事を書くことで説明しにくい部分が見つかれば、ツールの画面や文言を直すきっかけにもなります。
ブログとツールは別々ではなく、使い方を伝え、困りごとを集め、次の改善へつなぐ関係です。
「面倒だな」を記録するためのチェックリスト
- 何の作業中だったか
- 何回同じことをしたか
- どこで迷ったか
- 間違えると何が起こるか
- 今はどの手順で解決しているか
- 一つだけ減らすなら、どの手間か
まとめ
私のツール作りは、「何を作れば人気が出るか」より、作業中の「面倒だな」から始まります。
困った瞬間を記録し、手作業を分け、一番必要な部分だけ小さく形にする。そして、使った結果を自分で確認でき、間違えたら戻せるようにします。
大きな仕組みでなくても、毎日の小さな負担を一つ減らせれば十分です。ブログを続ける余裕を作るために、これからも小さな道具を作っていきたいと思っています。
