記事を増やしているのにアクセスが伸びない時、私は「もっと書かなきゃ」と焦りがちでした。朝に一本書き、夜にも見直しているのに数字が動かないと、書いていること自体が間違っているように感じます。
でも、記事数が足りない前に見直したいところがあります。それは、読者さんが記事を読み終えたあと、次に何を知りたくなるかです。答えだけを置いて終えると、記事は一回読まれて終わります。次の迷いまで分かると、ブログ全体が少しずつ読まれる場所になります。
✦ アクセスを育てる流れ
最初の疑問に答える → 次の迷いを予想する → 次の記事へつなぐ
この記事でたどる疑問
「読まれないのは、記事数が少ないから?」
→「最初に読まれた人は、どこで止まる?」
→「次の記事は、どう選べばいい?」
→「また来てもらうには、何を残せばいい?」
記事数が増えれば、自然に読まれる?
記事数はもちろん大切です。ただ、30本の記事がそれぞれ孤立していると、検索から来て答えだけ読んだ人は、そのまま帰ります。これは記事が悪いというより、次に進む理由が見えていない状態です。
たとえば「ブログのテーマを決める方法」を読んだ人は、そのあとに「テーマを決めたら最初に何を書く?」と考えます。そこに次の記事が一つ見つかれば、読み手は迷いません。同じ30本でも、記事同士がつながるだけで読まれ方は変わります。
どこで読者さんは止まりやすい?
公開後、私は記事の最後だけを読み返します。結論を書いて終わっていないか。「分かりました」で止まっていないか。ここで次に出てくる迷いを一つだけ置けると、記事が単発で終わりにくくなります。
以前は関連記事を四つも五つも並べていました。でも選択肢が多いと、かえって選べません。いまは「次に読むならこれ」を一つに絞ることが増えました。(全部読んでもらいたくて、いちばん迷わせていたのかもしれません。)
| 記事の最後で起きること | 次に置く内容 | 読者さんの気持ち |
|---|---|---|
| やり方は分かった | 最初の一歩を詳しく書いた記事 | 「これなら始められそう」 |
| 比較が難しい | 選ぶ基準を整理した記事 | 「自分の場合も分かる」 |
| 失敗が心配 | よくあるつまずきの記事 | 「先に知れてよかった」 |
次の記事は、検索されそうな言葉だけで選ぶ?
検索される言葉は入口として大事です。でも、その言葉だけを追うと記事が散らばります。私は一つ記事を書いたら、ノートに「読んだ人は次に何が怖い?」「何を決めきれない?」を二つ書きます。そこで出た答えが、次の記事候補です。
アドセンスの記事なら、「始め方」の次に「審査前に何を整えるか」、その次に「記事数より読者さんの役に立つことをどう考えるか」。手順と不安を交互に拾うと、ただの講座より読みやすい流れになります。
検索から来た人と、また来てくれる人は何が違う?
検索から来る人は、いま困っていることを解決したい人です。そこで答えが見つかれば、いったん役目は果たせます。でも、また来てもらうには「この人は、次の迷いも分かってくれそう」と思えることが必要です。
そのために、結論だけで終わらせず、判断するときの基準も一つ残します。記事タイトルを決める話なら、「検索されそうか」だけでなく、「読んだ人が何を持ち帰れるか」を考える。そういう基準があると、読者さんは別のテーマでも自分で考えられるようになります。私は、そこにファンになってもらう入口があると思っています。
記事を直す時、何から手をつける?
公開済みの記事を一度に全部直す必要はありません。まずは、検索から読まれている記事を一つ選びます。次に、冒頭・最初の見出し・最後の三か所だけを読みます。冒頭で「この記事を読むと何が分かるか」が見えるか。見出しで途中の疑問を拾えているか。最後で次の一歩を案内できているか。この三点だけなら、30分でも見直せます。
私は以前、文章を丸ごと書き直して疲れてしまいました。いまは直す場所を三つに決めています。小さく直して、数週間後にまた読む。その繰り返しの方が、書いた時の自分を否定せずに記事を育てられます。
リンクを置いたのに、読まれない時は?
リンク先が悪いとは限りません。リンクの前に、読者さんが抱えている迷いを言葉にできているかを見ます。「次の記事はこちら」だけでは、自分に必要か分からないからです。初めて記事を書く人には「公開前に、ここだけ確認しておきましょう」。収益化を考え始めた人には「PVを見る前に、この記事を一度見直してみてください」。こう書くと、読む理由が具体的になります。
派手な導線を作る必要はありません。読んでいる人の半歩先を、ちゃんと照らしておく。それだけでも記事のまとまり方は変わります。
アクセスが増えない期間は、何を残せばいい?
数字が動かない時期は、公開日と記事の直し方をメモしておくと役に立ちます。私は「タイトルを変えた」「冒頭に結論を足した」「次の記事への案内を一つにした」くらいの短い記録で十分だと思っています。後から見た時、何もしていなかったように感じる時期でも、ブログの中身は少しずつ育っています。
次に読む記事がない時は?
すぐに新しい記事を増やせないなら、いまある記事の組み合わせを変えます。「テーマを決める」記事の最後から「最初の三記事」へ、「最初の三記事」から「公開後の見直し」へ。読者さんの行動が止まる場所を一つずつ拾って、すでにある記事を一本だけ結び直します。
リンク先が完璧である必要はありません。大事なのは、読んだ人が次の一歩を自分で探さなくていいことです。最初は一記事の最後に一本で十分。そこから読まれ方を見て、必要なら二本目を足せばいいと思います。
一人で書いていると、判断できない時は?
自分で書いた記事は、知っている前提を飛ばしやすいです。そんな時は、公開前に「この記事を読んだ直後、私は何をする?」と声に出してみます。答えが曖昧なら、手順が足りないか、次の不安を拾えていないサインです。アクセスの数字を見る前に、この小さな確認を続ける。地味ですが、読み手との距離はここで縮まります。
琴葉メモ
記事を増やす前に、いまある一記事から次の疑問を一つ拾う。ブログは、その小さな連なりで読まれ方が変わります。
